慈善活動– Activity –

教育は、子どもたちが未来を切り拓くための「生きる力」です。しかし、世界にはまだ、学びたくても学べない子どもたちがたくさんいます。私が支援しているカンボジアの村も、かつてはその一つでした。雨漏りする屋根、ぬかるむ床、ほとんどない教材…それでも、子どもたちの瞳は「学びたい」という輝きに満ちていました。

私自身の経験が、この活動の原点に。

私が30代で楽天株式会社に勤めていた頃、副業でなかなか成果が出ず、苦しい時期を過ごしていました。それでも、日本に生まれた私たちは、仕事があり、食べるものがあり、着るものにも困らない、最低限の生活が保証されていることに深く感謝していました。

その一方で、発展途上国の子どもたちが直面している厳しい現実、生まれたときからの不平等な状況を知り、「日本じゃない国の人たちを救いたい」という強い思いを抱いていました。自分と自分の子どもたちの生活にもがいていた当時、試行錯誤と努力で生活を変えられる日本という国に、改めて感謝の念を抱いたことを覚えています。

ライバーという働き方は、非接触で安全が守られる素晴らしい環境です。しかし、その対極には、学びの機会すら奪われている子どもたちがいる。この現実を知り、私はライバー代理店で得た収益を「誰かのために使いたい」と強く思うようになりました。

「学び」が、未来を創る最高の資産。

ライバーとして経済的なゆとりができてからは、ワールドビジョンを通じて海外の子どもたちの里親支援(ネパール、アフリカ、カンボジアなど)を始め、日本の災害で被災した子どもたちへの寄付支援(かたりば)も継続して行ってきました。

そして、私が本当に形にしたかったのは「学校を建てること」でした。発展途上国の子どもたちにとって、最も価値ある資産は「教育」だと確信していたからです。自分にできる最も大きな貢献は、形に残る「学ぶ場所」を提供することだと考え、カンボジアの村に学校を設立・支援するプロジェクトを立ち上げました。ボロボロだった校舎を修繕し、安全な学びの環境を整えることで、大人の事情で奪われていた「当たり前の学び」を、もう一度子どもたちの手に戻すことができました。

私は信じています。経済的なゆとりは、決して「自分のため」だけにあるのではありません。「誰かの未来のため」にも使えるのだと。ライバー代理店という働き方で得た時間と収入は、私にこうした社会貢献への扉を開いてくれました。

この活動は、特別な人だけができることではありません。「自分ができること」を「できる範囲で」続けること。その小さな一歩が、世界のどこかで誰かの人生を大きく変えるきっかけになるはずです。

未来への挑戦:ネパールでの学校設立を目指して。

これからも、私は学びを必要とする子どもたちのために、できることを続けていきます。直近では、来る11月にネパールへの視察を予定しており、山岳地帯に新たな学校を建設したいと考えています。子どもたちの瞳に未来への光が宿り、一人ひとりが自分の人生に希望を持てる社会を目指して。私の挑戦は続きます。

かたりば

現地に行って学校を建てたいと考えて形にした。
発展途上国の子供たちに価値がある資産は教育、
自分が力になれるのは形に残る学校だと思ったから。

11月にネパールに視察に行く予定。
山岳地帯に学校建設したい。